令和7年度 先端的サービスの開発・構築及び規制・制度改革に関する調査事業
国家戦略特区(連携“絆”特区)における
「災害対応とインフラ維持のためのドローン点検モデル」調査事業が採択
~レベル3.5ドローンによる道路上空点検の実現に向けた規制改革を目指す~
一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(代表理事:豊崎禎久)は、アーキテクトグランドデザイン株式会社、株式会社トルビズオン、株式会社電通九州と共同で提案した、令和7年度「先端的サービスの開発・構築及び規制・制度改革に関する調査事業」(内閣府地方創生推進事務局主催)において、国家戦略特区である長崎県の「連携“絆”特区」対象事業として採択されたことをお知らせいたします。
本事業は、老朽化が進行する地方インフラ、特に道路・橋梁の維持管理コスト増大と災害時の迅速な対応という喫緊の社会課題に対し、ドローンのレベル3.5飛行による公道上空の点検モデル構築を通じて、省力化・精度向上・初動対応強化を目指すものです。従来の車載型舗装測定に加え、自動運転やAIを組み合わせたドローンによる自律飛行点検が社会実装されれば、点検業務の変革が期待されます。
■事業の概要と意義
本調査では、ドローンを活用した道路上空からの点検モデルについて、以下の要素を中心に検証を行います:
飛行条件・撮影条件の要件定義
カメラ・レンズ・高度・AI画像解析等の技術要件
レベル3.5での飛行ルート、安全性、退避システムの確保
災害時の運用可能性評価
軽量機体の使用によるリスク低減策
従来、航空法により道路上空の飛行は原則禁止されていますが、本調査を通じて得られた知見をもとに、レベル3.5飛行による限定的な道路点検の可能性とその制度的課題を整理し、将来的な規制改革のエビデンスとして提言することを目指します。
■事業体制
代表提案者:一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(MCSCC)
構成機関:アーキテクトグランドデザイン株式会社/株式会社トルビズオン/株式会社電通九州
連携自治体:長崎県
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(MCSCC)
事務局担当(広報):小出 貴子
TEL:03-6459-1995
E-mail:contact@matrix-cyber.org
URL:https://matrix-cyber.org/
■企業紹介
一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会(MCSCC)
スマートシティの企画・開発・教育・国際連携を行う一般社団法人。国内外に地域キャンパスの拠点を有し、長崎県下6市が自治体会員。
URL: https://matrix-cyber.org/
アーキテクトグランドデザイン株式会社
スマートインフラ、EV、IoT、半導体など先端技術分野のコンサルティングと開発を行う企業。MCSCC設立メンバー。
URL: https://nippon-hightech.jp/company/
株式会社トルビズオン
独自の空域管理技術「スカイドメインR」を活用し、ドローン空路の構築や運用支援を全国で展開。実証実績100件超。
URL: https://www.truebizon.com/
株式会社電通九州
九州を拠点とする総合広告会社。地域に根ざしたプロモーションや行政DX支援、一級建築士事務所や警備業認定も持ち、建築・警備管理も手掛けるユニークな側面など多角的事業を展開。
URL: https://www.dentsu-kyu.co.jp/