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政策研究大学院大学で講義をしました

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2024年10月24日(木)に、一般社団法人サイバースマートシティ創造協議会代表理事 豊崎(アーキテクトグランドデザイン株式会社ファウンダー兼チーフアーキテクト)が政策研究大学院大学で講義を行いました。

第3講 概要:エマージング・テクノロジーのもたらす社会変革と公共政策
一般社団法人 サイバースマートシティ創造協議会 代表理事 豊崎禎久

豊崎講義、聴講後の生徒さん提出のリアクションペーパーより一例
【重工業企業勤務】
講義のイントロで紹介のあった『ハイテク世界の未来予測と全ては繋がる半導体』が重要であると感じた。重要であると感じた理由は,改めて,これまで半導体と直接リンクしていなかった社会や産業分野も,ほぼすべての事柄が半導体と(直接的または間接的に)関係し,その関係性を避けて通ることが出来ない点は,非常に重要かつ深刻な問題と考えたからである。講義のタイトルにもあるようにゲームチェンジャーが今後の社会を支配すると懸念される点に危機感を感じる。
~省略~
自身の会社では,航空エンジン部品の製造やエンジンの修理・メンテナンスをビジネスとしておりグローバル化を進めているが,半導体などの戦略とどう密接に絡めて事業戦略と立てるかという点については,課題も多いと感じている。自分自身が担当している生産技術の研究開発の分野で何が出来るのか(例えば,日本の科学技術・イノベーション基本計画でも掲げられている)サイバーフィジカルシステムの本格的な実装をする上で,MI(マテリアルズインフォマティクス)などデジタルを活用した材料モデル開発,解析・シミュレーション,実データ測定とデジタル空間へのフィードバックなどの面で,これまでは計算環境の経済性などの限界から取組が難しかった分野にも取組が進むことが間違いなく進むと考えられる。その際に,半導体の世界的な覇権や日本の置かれている状況や将来の展望を見据えて,具体的な戦略や計画に落としこみ,行動に移していきたい。