プロジェクト PROJECT

スマート道路モニタリング事業

市場予測

米国調査会社Emergen Research社によれば世界の自動車データ収益化市場予測は、コネクテッドカーの急増などを背景にCAGR(年平均成長率)38.5%の伸びを見せ、2028年に869億1,000万米ドル (約10兆円)に達する。
コネクテッドカーがスタンダードな存在になるであろう近い将来、自動車が生み出すプローブ・データは多様化し、日々膨大なデータを生成する。こうしたデータに付加価値を見出すことができれば、それは新産業創出が可能になる。

益田市スマート道路モニタリング推進事業(フェーズ1)

スマート道路モニタリングプロジェクトのキックオフ(2018/6/28)

自動車による道路センシング実証 2019年2月7日~




道路は、国道、県道、市町村道があり、それぞれ管理している自治体が異なります。市道に関しては、市の管理となるため、益田市の職員の方々が、毎日パトロールを行い保守を実施しています。

市町村の管理する道路に関しても、国からは、定量的な計測による計画的道路保全が求められていますが、市の予算の中では、定量的な計測を日々行うことは難しく数年に1度、専門業者に依頼することで、定量的な道路の痛み具合の把握をし、道路の保全計画の策定を行っています。

一方で、道路に生成されるポットドール等は、数日で劣化してしまう場合もあり、毎日のパトロールを実施しながらその中で見つけては、すぐに修繕を行います。

そこで、毎日の市職員によるパトロールの中で、道路の定量的な痛み具合の測定をしていくことで、道路の定量的な性状モニター、判定し、より高度な保全計画に結びつけることができるのではないかという仮説を立てました。

フェーズ1では、市の道路パトロール車両に、センサーを装着し、市の職員の皆様の毎日のパトロールの中で、路面の性状を計測・判定していくことが実際に可能であるか? また、一般的に言われているIRI等の指数以外に、どのような点で、路面をモニターすると、市の道路保全に効果的かについて、開発を進めることにしています。

パトロール車両には、GPS、カメラ、Gセンサー等を取り付け、それぞれの位置での路面状態を取り込みます。

市道は、かなり山がちのため、GPSには、日本のGPS衛星である”みちびき”を採用し、山中の道路でも、正確な位置を特定できるようにしました。

また、実際に車両で取得されるデータは膨大のため、パトロール中に大容量ストレージに記録を行い、市役所に帰所したところで、データの自動転送を行うシステムとしています。

データの解析には、AI技術を用いて判定を行うシステムを高度化しています。


2019年2月6日一般社団法人益田サイバースマートシティ創造協議会と益田市土木課とのワーキング・グループの会議風景

プロトタイプ車両の確認風景

道路モニタリング車両開発 (2019/4/20-21)

島根県益田市長が整備工場を視察 (2019/4/21)

益田市土木課への道路モニタリング車両引き渡し (2019/4/22)

スマート道路モニタリングワーキンググループの地図部会 (2019/5/14)

経済産業関芳弘副大臣へのお披露目会(2019/6/13)

ワーキンググループ会議(2019/6/19)

開発中の地図情報(2019/6/19)

国土交通省スマートシティ事業キックオフ@益田(2019/6/19)

メディア掲載
・IoT事業取り組み紹介 益田で協議会(2019年2月14日) 山陰中央新報 山陰・社会
車にセンサー 走りながら路面破損点検 益田 (2019年2月8日) 山陰中央新報 電子版

国土交通省スマートシティプロジェクトのキックオフ(2019/9/3)

現場担当者との実務会議

益田市長と益田市幹部を入れての会議

益田市の市道を専用車で実測(2019/9/18-19)


第2回八代市産業振興協議会・IoT八代同盟へのスマート道路モニタリングシステムのお披露目会(2019/11/21)


熊本県八代市長へのスマート道路モニタリングシステムの説明とお披露目会(2019/11/22)



愛媛県西条市長へのスマート道路モニタリングシステムのビデオ説明会(2020/6/25)


益田市スマート道路モニタリング推進事業(フェーズ2)

MCSCCの社会実装プロジェクトフェーズ1のスマート道路モニタリングのサステナブルなエコシステム共創プログラムはアーキテクトグランドデザイン社、インクリメントP社、KYB社、ネクスティエレクトロニクス社の4社でワーキング・グループを組成しました。

インクリメントP社はMCSCC参画企業として地図コンテンツを提供します。

下記のMCSCC実験車両はエクストレイル(プロトタイプ1号車)、アルト(プロトタイプ3号車)です。

スマート道路モニタリングプロジェクトのキックオフ@ツクロ会議室(2020/12/10)



大野参議院議員と国土交通省道路局、MCSCCと道路メンテナンスに関する意見交換会(2022/3/7)

MCSCC代表理事と理事企業が西条市長と面談しました(2022/3/23)

2022年4月26日16面の日経産業新聞にMCSCCプロジェクトのスマート道路モニタリングの取材記事が記載されました。
本取材には、MCSCC代表理事とカヤバ株式会社が協力しました。

MCSCCスマート道路モニタリングチームと元F1レーサー片山右京氏とカヤバ株式会社基盤技術研究所で意見交換しました。(2022/5/9)

長崎県道路管理課とMCSCCスマート道路モニタリングチームとの実車デモンストレーション(2022/5/17)


第3回デジタル田園都市フォーラムin長崎でMCSCC理事企業 カヤバ(株)が講演(2022/5/18)

2022 TRON Symposium -TRONSHOW-にカヤバ社(MCSCC加盟企業)が出展しました(2022/12/7)


フェーズ2 長崎市の保有する軽車両に実装した道路モニタリングシステム(最終サービス実証)



光回線のONU、スイッチングハブ、サーバー、UPSを格納したサーバーボックス

公益財団法人 兵庫県まちづくり技術センター まちづくり推進部 市町計画課
路面性状調査手法の検証と計画策定支援システムを 活用した効率的な舗装個別施設計画の策定について

スマート道路モニタリングシステムを開発

カヤバが開発中の「スマート道路モニタリング」を商標登録しました