日本国の少子化という社会問題が加速している中、睡眠中の乳幼児が何の予兆や既往歴もないまま死に至ってしまう原因不明の病気である乳幼児突然死症候群(SIDS)です。
平成28(2016)年には、平成27(2015)年より13人多い109人の赤ちゃんがSIDSで亡くなり、乳児期の死亡原因の第3位です。
冬季に発症する傾向が高いことから、厚生労働省では平成11(1999)年度より毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間としている。
SIDSによる死亡者数は当時に比べて年々右肩下がりに減少しているものの、SIDSに対する社会的な関心を高めるため、SIDSの発症率を低くするポイントなどの重点的な普及活動を実施している。
SIDSの予防法は確立されておらず、厚生労働省では全国的に注意を呼びかけています。
保育所での「午睡チェック」はお昼寝の時間に、父兄への連絡帳や事務仕事をこなす保育士たちが、別作業をしていても睡眠中の乳幼児の状況を確認し通知できるIoTテクノロジーを益田スマートシティプロジェクトのスマート保育でプロジェクト・インします。
このソリューション「うつ伏せ寝」や「体動停止」しているとすぐスマートフォンやタブレットにアラートが鳴る仕組みで、益田市医師会連携でのプログラムとなります。
保育所用(保育園)ベビーセンサーの方の保育所(保育園)における利用シーンのメリットは、以下の通りです。
1. SIDS(乳幼児突然死症候群)などの原因不明な事故に対して、センサーを使うことで、万が一SIDSが起きた場合、救命可能な貴重な時間を得ることが出来る。
(心肺停止後の救命率は、1分ごとに約10%ずつ下がっていくと言われているます)。
尚、センサー自体はSIDS予防機器ではありません。
以下参照URL
・11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です ~睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう~
・乳幼児の突然死―SIDSと応急処置―*円山啓司*(市立秋田総合病院 中央診療部 手術室)(エマージェンシー・ナーシング
Vol.12 (7): 642-7, 1999)
2. 保育士の午睡チェック作業負担を軽減する。
専用のiPadアプリを利用して、午睡中の5-10分毎の呼吸チェックを本体とアプリ側で自動記録します。
また、睡眠中の寝姿勢をアプリを利用して寝姿勢をタッチするだけで記録します。
最終的には1日の午睡チェック表を園児まとめてPDFに生成します。
3. 保育園で毎日行われている午睡チェック作業における保育士さんの心理負担を軽減。
これは保育士さんから直接聞いた話ですが、「ベビーセンサーを入れたことにより、午睡中の安心感が増して作業負担が減ったので、園児が昼寝している間に他の作業が集中してできるようになった。」とコメントをいただいております。
総じて、保育士不足な昨今、保育業務のIoT化によって、保育士さんの業務負担を減らせる方が保育園のほうが人が集まりやすいとか、ベビーセンサーを入れることによる保護者からより安心になったという声が聞かれます。
2019年7月3日内閣府から招聘されMCSCC会員企業がプレゼンテーションした講演資料を添付します。
BabyTechで子育て支援親も子供もSafe to Sleep
MCSCCと益田市、益田医師会との乳幼児見守りプロジェクトの現地会議(2020/7/17)
ベビーセンサー設置と説明会(2020/12/9)
益田市医師会長とのリモート会議(2021/3/3)
「先程医師会の管理しているさくらんぼ保育所で話を聞きました。非常に有効で喜んでました乳児の多い保育所には是非お勧めです」
MCSCC加盟ベビーテック企業
国土交通省令和元年補正先行モデルプロジェクトでも益田市医師会病院付属保育所で乳幼児みまもり実証実験は完了しています。
内閣府で小倉内閣府特命担当大臣(少子化対策担当)・自見内閣府政務官・太田内閣委員・内閣府子ども・子育て本部統括官らと会議を行いました(2022/9/26)